こんにちは、うちやまです。
受験勉強を継続していくのに欠かせないもの、それは「計画」です!でも、多くの受験生が「計画を立てたはいいけど、全然計画通りに進まなくて・・・」と悩んでいると思います。今回は、受験勉強がうまく進む、上手な計画の立て方についてのお話です。
計画はズレるのが当たり前
「計画通りに進まない」と悩んでいる受験生が多いので最初に言っておきますが、計画はズレて当たり前です。僕はもう30歳を超えていますが、大人になった今でも計画通りに進むことは稀です。
ですから、「計画は一度立てたら終わりではなく、日々修正していくべきもの」という認識を持ちましょう。とはいえ、計画の修正にばかり時間を取られていては本末転倒なので、なるべく修正しなくて済むような計画の立て方を紹介します。
計画は「逆算」して考える
受験は入試日が決まっていますから、その日までに勉強を仕上げなければなりません。「あと1日!」などという甘えが許されない厳しい世界なのです。
ですから、「入試本番までにこれだけの実力をつける必要があって、そのためにはこの問題集をこの時期までに仕上げておく必要がある。ということはこっちの問題集は…」と逆算して計画を考えていくのが受験勉強の基本になります。
例えば、「200問ある数学の問題集を2ヶ月で終わらせる」ことを考えます。みなさんはどのように計画を立てますか?
きっと「2ヶ月で200問ということは1ヶ月で100問。それを4で割って1週間あたり25問。それを7で割って1日あたり3.5問ずつ…うーん、割り切れない!」なんてやっていると思います。このような計算の仕方は実にオーソドックスな方法ですが、同時に挫折しやすい方法でもあります。
このやり方だと毎日必ずそのノルマを達成しなければならず、例えば初日に2問しか出来ずノルマが達成できなかったら、初日からいきなり「借金」を背負うことになります。
すると翌日は「当日分+借金返済分」をやることになり、やり残しがあればまた借金が残ります。するとドンドン借金が増えていき・・・「あーもうダメだー」となってしまうのです。
「自分の気合が足りなかっただけ」という理由ならまだしも、「風邪をひいて調子が悪かった」とか「どうしても断れない用事が出来てしまった」など、予定が狂う原因はいくらでもあります。その度に「借金」が増えていくので、そのストレス・プレッシャーは計り知れません。
これが多くの受験生が悩んでいる「計画を立てても挫折してしまう」メカニズムなのです。
借金が発生しにくい計画の立て方を身につけよう
「計画を立てても挫折してしまうのは、借金が起きやすいから」ということを書きました。ということは、僕たちが目指すのは「借金が起きにくい計画の立て方」ですね!その方法を紹介します。名付けて「3・3・1計画法」です(といっても僕の完全オリジナルではなく、様々な計画の立て方を参考にしています)。
「3・3・1計画法」その1~日曜日は何もしない日とする~
「3・3・1計画法」も、1週間あたりの量を計算するところまでは同じです。違うのはここからで、「日曜日は何もしない日」として、「1週間を6日間」として考えます。
「えっ?」と思った人も多いはずです。「日曜日こそ受験勉強がはかどるのに、その日に何もしないなんて頭おかしいんじゃないの?」と言われそうですから、ちゃんと説明しましょう。
なぜ日曜日を何もしない日にするかというと、それは「月〜土曜日に出来た『借金』を返済するため」です。よほどのことがない限り、勉強の借金は少しずつ増えていきます。日曜日はその借金を返済する日として設定しておけば、その週の借金はその週のうちに返済することが可能になるので、全体の計画が狂いにくいのです。
ですから、日曜日は本当に何もしないわけではありません。その週の借金があればそれを返済するのです。
もちろん、返済すべき借金が無くなれば、他の勉強をしてもよいでしょう。僕がオススメするのは今までやった内容の復習です。前に進むことも大切ですが、後ろを振り返ることも時に大切です。
さらに、遊びに行って気分転換するのも手です。受験勉強は長期戦です。ストレスをうまくコントロールする術を身につけないと、この長期戦を駆け抜けることは難しいです。もしその週のノルマが達成していたら、自分へのご褒美として遊びに行くのも大切なストレスコントロールの1つです。
「3・3・1計画法」その2~6日間を3日間ずつに分ける~
さて、1週間を6日間と考えるので、1週間でやるべき問題数は25÷6で約4問となります。そしてこれを「月火水で12問」「木金土で12問」のように「3日間を1セット」と考えて計画を立てます。
「1日4問ずつ3日間」でも「3日間で12問」でも結果は同じなんだから意味なくない?と思った人もいるかと思いますが、精神的なプレッシャーが全然違います。
「1日4問ずつ」だと、初日にノルマが達成しなければ、それで終わりです。翌日からは借金を背負い続けることになるのでプレッシャーになります。
一方「3日間で12問」だと、初日に3問しか出来なくても、残りの2日間で9問やれば良いので、プレッシャーが減りますね。このように考えることで、ノルマが達成しやすくなると僕は考えます。
また、急な予定変更にも柔軟に対応できるのも利点の1つです。
まとめ
「3・3・1計画法」とは、1週間を「月火水・木金土・日」と「3日間・3日間・1日」と分けることによって、借金地獄に追い込まれるリスクを最小限にとどめる計画の立て方です。皆さんもぜひ試してみてください!
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